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タリバン暫定政権がCOPに参加 復権以来初 気候変動の影響大きく

アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバン暫定政権は、11日からアゼルバイジャンで開かれる国連気候変動会議(COP29)に出席すると表明した。現地メディア・アリアナニュースによると、2021年に実権を掌握後、COPには初の参加となる。オブザーバー資格での出席とみられる。

山岳地帯に位置し、インフラの整備も遅れているアフガニスタンは気候変動の影響を受けやすい国の一つ。今年5月には、北部バグラン州で大雨による洪水が発生し、300人以上が死亡した。国連によると失業や貧困も深刻で、人口の約半分は人道支援を必要としている。

 21年に首都カブールを制圧して復権したタリバンは、イスラム法を独自に解釈し、女性の教育や就労を制限している。各国は女性の人権を守るよう要求しており、暫定政権を正式な政府として承認した国は出ていない。

 一方、周辺国や中国が参加する地域の国際会議にタリバンの幹部が出席するなど、経済や外交関係を築こうとする動きも見せている。(ニューデリー=石原孝)

朝日新聞社より転用

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