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「3700万円詐取」町が住民数人告発へ 架空の農地管理組織を装う 佐賀県上峰町

佐賀県上峰町は15日、架空の農地管理組織「大字堤地区農地・水・環境向上活動協議会」が存在するように装い、16年度までの10年間に交付金約3700万円をだましとっていたとして、詐欺の疑いで協議会役員を名乗った住民数人を刑事告発する方針を決めた。武広勇平町長が記者会見して明らかにした。

町によると、協議会は07年度設立とされるが、聞き取り調査で協議会の存在を知っている住民がおらず、架空の団体と判断。交付金は地域住民が農道やため池の整備、草刈り作業のために支給されるものだが、書類が残っていないため使途が分からず、捜査機関にゆだねることにしたという。

一部は作業の日当などに使われ、疑問を感じた住民が今夏、町などに情報公開請求。活動報告書では開いていない総会の開催を装うなどの問題が発覚した。交付金は国が2分の1、県と町が4分の1ずつ負担し、本年度は町内15地区にある同様の協議会への交付金約2千万円が支給されていないという。

 

一言コメント
執行猶予無しの実刑でお願いします。

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