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「るろうに剣心」作者児童ポルノ所持「女児に興味」

人気漫画「るろうに剣心」の作者が児童ポルノ所持の疑いで摘発された。女児の裸が写った動画や画像を所持したとして、警視庁少年育成課は21日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(単純所持)の疑いで、漫画家和月伸宏(本名西脇伸宏)氏(47=東京都西東京市)を書類送検した。「るろうに~」は94年に週刊少年ジャンプで連載が始まった人気漫画シリーズで、月刊の「ジャンプスクエア」で続編の連載が始まったばかり。集英社は、書類送検を受け、「当面休載」とすると発表した。

和月氏が事務所で所持していたDVDには、小中学生とみられる年代の裸の女児の姿が写っていたという。少年育成課によると、書類送検容疑は今年10月、東京都内の事務所で、18歳未満の女性の裸が写った動画が収録されたDVDを複数枚所持した疑い。関係者によると、和月氏は警視庁の調べに対し、「女児に興味があった」との趣旨のことを話しているという。

捜査関係者によると、別の児童ポルノ事件の捜査を進めていた際、和月氏が児童ポルノを所持している疑いが浮上した。少年育成課が今年10月、和月氏の自宅や事務所を家宅捜索したところ、児童ポルノのDVDが発見されたという。

「るろうに剣心」は1994~99年に週刊少年ジャンプ(集英社)で連載され、シリーズ売り上げは累計5900万部を超える大人気漫画。96年にアニメ化され、97年にはアニメ映画も公開。11年には、俳優佐藤健主演で実写映画化され、14年には2作目、3作目が相次いで公開された。宝塚歌劇団で舞台化もされており、さまざまな形でメディアミックスが行われてきた人気作品だ。

作品は長年にわたって国内外のファンから愛されてきたが、今年9月発売の「ジャンプスクエア10月特大号」で、99年の連載終了から18年ぶりに「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の連載が再開。和月氏の妻で小説家の黒碕薫氏がストーリー協力し、夫婦共作の形で続編が始まったばかりだった。

集英社は取材に対して「今回の報道を受け、社として重く受け止めております。作家は、深く反省しています。ジャンプスクエアで連載中の『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』は12月4日発売号より当面の間休載させていただきます」とのコメントを出した。

◆るろうに剣心 明治維新後の日本を舞台に、「不殺(ころさず)」を誓った元刺客の生きざまを描く剣客漫画。幕末期に、長州藩側の刺客として知られた「人斬り抜刀斎」こと「緋村剣心」が主人公。緋村自体は架空の人物だが、作品には幕末、維新期の人物も実名で登場する。刀は持っているが、本来刃がついている側には刃がなく、峰側に刃がついた「逆刃刀」という架空の刀を使う。

◆児童買春・児童ポルノ禁止法 児童買春や児童ポルノの製造・提供・所持などを禁じる法律。児童買春は5年以下の懲役または300万円以下の罰金。児童ポルノ所持は1年以下の懲役または100万円以下の罰金。14年7月、「自己の性的好奇心を満たす目的」の単純所持も禁じる改正法が施行。自主的な処分を促すため、1年間の猶予が設けられ、15年7月に罰則規定も施行された。

 

日刊スポーツ

 

 

 

一言コメント
作風からそんな印象受けないのに、もったいないです。

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