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満島ひかり「前のめり」岡田将生「熱望」、塚原あゆ子監督の映画「ラストマイル」で共演…「アンナチュラル」「MIU404」と交差する世界

 女優の満島ひかり(38)が、来年夏公開の映画「ラストマイル」(塚原あゆ子監督)で主演を務めることが10日、分かった。ギャラクシー賞や放送文化基金賞を受賞するなど高い評価を得たTBS系の2つのヒットドラマ「アンナチュラル」(18年)と「MIU404」(20年)でコンビを組んだ塚原監督と脚本の野木亜紀子氏が、再び世に送り出す完全オリジナルの物語。ドラマの世界と交差するという設定も注目だ。

 世界的ショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、それはやがて連続爆破事件へと発展していく―というサスペンスストーリー。配送センターで働く主人公を演じる満島は「主演が私で良かったのか、今もまだ自信を持てないですが、塚原あゆ子組に参加してみたいという前のめりな気持ちが勝り、参加しました」とコメント。「私たちの日常で、身の回りで起こっている止められない現実。一人の力では動かせない苦しさの連鎖。見る方がどんな気持ちになって、どんな余韻で日々をすごしてゆくのか、そんなことを想(おも)う映画でした」と感慨深げに語った。

満島の部下役を演じるのは岡田将生(34)。「念願のチームに参加させていただきました。どんな役でも参加したいと熱望していたのがようやく叶(かな)い、そしてとても難しい役をいただき、現場では常に頭を抱えながら監督と満島さんと、この難しい脚本に臨ませてもらいました」とコメントした。

 満島と岡田は、10年の映画「悪人」以来14年ぶりの共演になる。満島が「不思議な佇(たたず)まいを持つ俳優さんで、彼にしか出せない品性とおかしみをとても素敵(すてき)に感じます。柔らかいのに男性らしい、岡田さんの背中に何度か助けてもらいました」と言えば、岡田も「この方の前でうそがつけない。見透かされる。こんなにも自由に、うそがなく、カメラの前に立つ姿は見とれてしまうほどステキでした」と振り返った。

 ◆アンナチュラル 2018年1月開始。不自然死究明研究所、通称「UDIラボ」を舞台に、死の裏側に迫っていく法医学ミステリー。主人公の法医解剖医・三澄ミコトを石原さとみが好演し、最終回の視聴率は13.3%。共演は井浦新、窪田正孝、市川実日子、松重豊ら。米津玄師の主題歌「Lemon」も大ヒットした。

◆MIU404(みゅうよんまるよん) 2020年6月開始。警視庁機動捜査隊が舞台。対照的な性格の2人の刑事がさまざまな事情を抱える犯人や被害者と向き合っていく物語。綾野剛と星野源の主演で、最終回の視聴率は14.5%。「アンナチュラル」のスタッフが集結し、同作とつながりある設定で制作された。

スポーツ報知より転用

スポーツ報知

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