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円相場、一時7カ月半ぶり1ドル=144円台 再介入への警戒強まる

27日の米ニューヨーク外国為替市場で円安ドル高が進み、一時、昨年11月以来、約7カ月半ぶりに1ドル=144円台まで下落した。日米の金融政策の方向性の違いから円安が進んでいる。日本政府と日本銀行は昨年9月に1ドル=145円台まで下落した際、24年ぶりに円買いドル売りの為替介入をした。金融市場で再介入への警戒が強まっている。

米東部時間の27日午後5時(日本時間28日午前6時)時点では、前日の同時刻より58銭円安ドル高の1ドル=144円03~13銭。

27日に発表された米国の5月の新築住宅販売件数が市場予想を上回るなど、複数の経済指標が景気の底堅さを示す内容だった。物価高(インフレ)を抑えるため、米連邦準備制度理事会(FRB)がさらに利上げをするとの見方から金利が上昇。一方で、日銀は大規模な金融緩和を続ける姿勢を示しており、金利の高いドルを買い円を売る動きが広がった。

 また、欧州中央銀行(ECB)も利上げを続けており、円は対ユーロでも下落している。27日には一時、1ユーロ=157円90銭台と、2008年9月以来、約15年ぶりの円安ユーロ高水準をつけた。

朝日新聞デジタルより転用

朝日新聞デジタル

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