日本郵政は27日、保有するゆうちょ銀行の株式を3月に一部売却すると発表した。売却によって日本郵政が保有する発行済み株式の比率は約89%から6割程度(議決権ベース)に低下する見込みだ。
日本郵政グループ© 読売新聞
ゆうちょ銀の株式は東京証券取引所のプライム市場に上場しているが、企業同士の持ち合い株などを除いた「流通株式」の比率が約10%程度にとどまる。
東証は2022年の市場再編で、プライム市場の上場条件の一つに、流通株式の比率が35%以上との基準を設けた。現在は基準を満たさなくても例外的に上場を認める経過措置が設けられており、今回の株式売却で基準を満たす狙いがある。
読売新聞より転用
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