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北京で病院が「感染対策」理由に受け入れず、患者死亡…関係者ら停職処分

 【北京=比嘉清太】中国・北京市の当局は27日、救急車の出動を要請する通報に対し、当局や病院の対応が遅れて男性患者が死亡したとして、関係機関の責任者らを停職処分にしたと発表した。これに先立ち、SNS上では、新型コロナウイルス対策を理由として病院が患者の受け入れを一時拒んだなどと告発する投稿が広がっていた。投稿は遺族のものとされる。

PCR検査を受けるために並ぶ人たち(16日、北京市朝陽区で)

© 読売新聞PCR検査を受けるために並ぶ人たち(16日、北京市朝陽区で)

 市の当局は、感染者のわずかな増加も許さない厳しい「ゼロコロナ対策」に対する住民の不満が、北京市でも高まることを警戒している模様だ。

 告発によれば、患者は32歳の男性で、今月11日、突然胸の痛みなどを訴えた。居住地は新型コロナ対策に基づき管理が強化されたエリアだった。救急車がすぐに出動すれば10分程度で到着する距離だったが、実際には通報から50分以上かかったという。受け入れを一時拒んだ病院に搬送された後、死亡が確認されたとしている。

読売新聞より転用

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