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陸自隊員の「過労死」認定 残業100時間超、労災まで6年

 陸上自衛隊八尾駐屯地(大阪府八尾市)で2012年10月、訓練中に心筋梗塞を発症して死亡した1等陸尉の男性=当時(53)=について、死亡から6年3カ月後の19年1月に、国が公務員の労災に当たる「公務災害」と認定していたことが15日、関係者への取材で分かった。遺族の代理人弁護士によると、死亡から認定まで6年以上かかるのは異例という。遺族は月100時間を超える残業など過重な勤務が原因として国に損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。

 国は当初、遺族に対し国の基準を超える時間外勤務があったとしながら公務災害に当たらないと通知し、遺族が改めて申請して認定に転じた。

 陸自中部方面総監部の広報室は「公務災害は個人のプライバシーに相当し、訴訟については訴状が届いていないので、いずれも答えを控えたい」とのコメントを出した。

共同通信

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