1996年の米大統領選に出馬、ボブ・ドール氏死去…元共和党上院トップ
- 国際
- 2021年12月6日
【ワシントン=田島大志】米国の元共和党上院トップで1996年の大統領選にも出馬したボブ・ドール氏が5日、死去した。98歳だった。遺族らが発表した。死因は明らかにされていないが、2月に肺がんと診断されたことを公表していた。
下院議員を経て69年に上院議員に転身し、共和党の上院院内総務を10年以上にわたり務めた。3度目の挑戦となった96年の大統領選では本選まで進んだが、民主党の現職ビル・クリントン氏に敗れた。
第2次大戦で陸軍に志願し、終戦直前のイタリア戦線で爆弾を肩に受けて重傷を負い、後遺症が残った。上院議員時代から親交のあるバイデン大統領は5日の声明で、「歴史上まれな政治家で、最も偉大な戦争の英雄だった」と悼んだ。
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