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イスラエルがアラブ諸国と和解を進める方針 イラン対策か

イスラエル国旗=同国で2019年5月© 毎日新聞 提供 イスラエル国旗=同国で2019年5月

イスラエルのラピド外相は6月30日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で、アラブ諸国との関係改善を今後も進める考えを示した。イスラエルのネタニヤフ前政権は昨年、UAE、バーレーン、モロッコなどと国交を回復。対立するイランをにらみ、同様にイランと敵対する一部のアラブ諸国との和解を促進する。

ラピド氏は昨年の国交正常化後、イスラエル閣僚としてUAEを初めて訪問し、首都アブダビの大使館開設に立ち会った。ラピド氏は30日、記者団に「我々は手を広げている。新しい(アラブの)友人たちと一緒に、この地域で歴史を作り続けていく」と述べた。両国は今後、自由貿易協定について協議することでも合意した。イスラエルのメディアによると、国交正常化以降、両国の貿易額は既に6億7500万ドル(約745億円)を超えたという。

一方、パレスチナ解放機構(PLO)の公式通信社であるパレスチナ通信(WAFA)によると、アッバス・パレスチナ自治政府議長は29日、イスラエルとUAEの国交正常化を「幻想」だと改めて批判。イスラエルの存在は「(アラブ諸国の連帯を)壊し、弱体化させる」と述べた。【エルサレム三木幸治】

毎日新聞より転用

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