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成田空港の医薬品輸送「世界最高水準」に認定 「ワクチンも万全」

成田空港=中村宰和撮影© 毎日新聞 提供 成田空港=中村宰和撮影

成田空港の医薬品輸送態勢が世界最高水準をクリアし、「医薬品輸送品質認証パートナーエアポート」に認定された。成田空港では2月から新型コロナウイルスのワクチンの輸入が続いていて、成田国際空港会社は「構築された品質管理態勢はワクチンの輸送においても有効に機能する」と説明している。

国際航空運送協会(IATA)が認定し、空港で3月30日に認定書授与式が開かれた。空港で国際航空運送を担う全日本空輸や日本貨物航空、日本通運など8社が英語の講習や現場で監査を受け、温度管理や事故時の対応など約300項目の基準を満たした。空港会社が1年半にわたって取得を支援していた。

医薬品輸送は高い品質が求められる。荷主の製薬会社が航空会社や運送業者、空港での貨物取り下ろしなど地上支援業務の業者を選ぶ際、認証の有無を重視する可能性がある。空港会社は「医薬品輸送の重要性が世界中で高まる中、安全な輸送に貢献し、航空物流の拠点化を促進する」とコメントした。成田空港の2019年の貨物取扱量は約204万トンと、世界の空港で7位だった。【中村宰和】

毎日新聞より転用

 

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