「アドロ」のメキシコ歌手マンサネーロさん、コロナで死去

【AFP＝時事】メキシコのシンガー・ソングライターで、「アドロ」などのヒット曲で知られるアルマンド・マンサネーロさんが28日、新型コロナウイルス感染症により亡くなった。86歳だった。メキシコで最も愛された音楽家の一人であるマンサネーロさんの死去を受け、多くの追悼メッセージが寄せられている。

マンサネーロさんは今月17日に入院した後、人工呼吸器を装着されていた。週末には快方に向かっているとの関係者の話が伝えられ回復の期待が高まっていたが、広報担当者がAFPに明らかにしたところによると、マンサネーロさんは心停止を起こして亡くなった。

マンサネーロさんが作曲したロマンチックなラテンバラードの数々は中南米諸国で広く親しまれ、フランク・シナトラやエルビス・プレスリー、アンドレア・ボチェッリ、クリスティーナ・アギレラといった世界の著名歌手によりカバーされた。マンサネーロさんは2014年、メキシコ人として初めて米グラミー賞の特別功労賞生涯業績賞を受賞した。 【翻訳編集】AFPBB News

AFPBB Newsより転用