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新型コロナ、光の祭典「ディワリ」に影 インド

【AFP=時事】インドは14日、ヒンズー教最大の祭典「ディワリ」を迎えた。多くの国民が祝う一方、新型コロナウイルスと慢性的な大気汚染への懸念で祭りの楽しみは奪われてしまった。

ディワリは光の祭典だが、新型コロナウイルスの流行によってインド国民13億人の多くから未来への明るさが失われた。

デリー首都圏では、大気汚染が非常に高いレベルに達したことから伝統である花火が禁止されたものの、一部の人は花火を打ち上げた。市場には祝日の買い物客が繰り出したが、販売業者らによるとコロナ流行の中で売れ行きは良くないという。

インドは870万人の感染者が確認されており、米国に次ぎ世界で2番目に感染者数が多い。2月以降で約13万人が死亡したほか、デリー首都圏では新たな感染者増加に見舞われており、1日に8000人近くの新規感染者が出ている。専門家はこの流行再発について、ディワリの祭典による混雑が原因だとしている。

ムンバイでは、照明や食べ物を買う客で市場が混雑したが、店主らによると売上高は平日と変わらなかったという。

ムンバイ北部で食料品店を持つラジュ・ハリジャンさんは、「つまらないディワリだ」「通常なら、売上高は毎年今頃がピークになるが、今年は生き残ることすら困難になった」と語った。 【翻訳編集】AFPBB News

AFPBBニュースより転用

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