東京証券取引所は2日、システム障害で1日に終日停止した株式全銘柄の売買を再開した。東証のシステムを使う札幌、名古屋、福岡の証取も取引を実施。障害の原因である故障した機器は交換しており、システムを開発した富士通に持ち込み原因究明を進めている。
1日の売買停止までに投資家から受け付けた注文は全て無効扱いとなり、再開後の2日の取引には引き継がれない。
東証によると、株式売買システム「アローヘッド」は2010年に導入され、日本の株式市場の中枢を担ってきた。15年の更新に続き、19年11月にも刷新した。故障が起きた機器は、その際に導入されていた。
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