【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングは23日、ミュイレンバーグ最高経営責任者(CEO)が辞任したと発表した。2度の墜落事故を起こし運航停止中の主力機「737MAX」の問題の責任を取った。後任にはカルフーン会長が来年1月13日付で就く。米航空当局との関係を修復し経営の立て直しを図る。
737MAXは当局による運航再開に向けた承認のめどが立たず、ボーイングが1月からの生産停止を発表。業界内の混乱は収束する気配がない。ボーイングは声明で「取締役会は当局や消費者の信頼を回復するためリーダーの交代が不可欠と判断した」とし、事実上の解任だったことを示唆した。
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