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福岡空港、30億円赤字 9月中間決算 韓国旅客減少響く

 福岡空港を運営する「福岡国際空港」(FIAC)は22日、4月の民営化後初となる令和元年9月中間連結決算を発表した。空港運営権取得に関する費用(年142億円)や、韓国路線の旅客減により30億円の最終赤字だった。2年3月期の業績予想も、最終赤字を当初計画の65億円から97億円に下方修正した。悪化する日韓関係のあおりを受け、厳しい船出となった。

売上高にあたる営業収益は235億円で、そのうち着陸料など空港運営事業の収入は52億円だった。営業利益は7億円だった。

FIACによると、4~9月の国際線旅客数は316万人で、前年同期比5・9%減だった。そのうち韓国路線の旅客は、8月以降一気に落ち込んだ。8月は同28・7%減の21万人、9月は同53・2%減の15万人だった。今年4月時点で月891便あった韓国路線は、減便や運休で9月には同699便にまで減った。

韓国路線の落ち込みは、着陸料収入や免税店の売り上げに響いた。東俊秀経理・財務本部長は韓国路線について「収益ベースで約11億円マイナス、利益ベースで約4億円マイナスの影響があった」と説明した。

旅客数は平成26年度から5年連続で過去最高を更新しているが、令和元年度は2389万人(前年比96・1%)と減少に転じる見通しだ。

永竿哲哉社長は「大変厳しい数字だ。韓国便の推移は引き続き見守っていくが、路線の多角化が大事だ」と述べ、東南アジアの路線誘致に注力する考えを示した。

産経新聞

 

 

一言コメント
これを機に韓国依存から脱却すべきだ。

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