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デサント側「寝耳に水」伊藤忠TOB表明に反発

伊藤忠商事は31日、筆頭株主として約3割を出資するスポーツ用品大手デサントに対し、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。合併など重要な経営事項への拒否権を発動できる3分の1を超え、出資比率を4割まで高めると同時に、経営陣の刷新を求める。一方、デサント側は「寝耳に水だ」(関係者)と反発しており、敵対的なTOBとなる公算が大きい。

買い付け期間は31日~3月14日。買い付け価格は1株あたり2800円で、デサント株の30日の終値(1871円)の1・5倍。取得総額は約200億円。

伊藤忠は、TOB完了後、デサントの取締役を10人から6人程度に減らした上で、社外取締役の2人を除いて、伊藤忠とデサント側で2人ずつとするように要求するとしている。過半数の株式を取得することによる子会社化は目指さないという。

伊藤忠はTOBの理由について「経営体制の見直しや企業統治の再構築を行い、デサントの企業価値向上に向けた協力関係を構築する」と説明した。伊藤忠は、デサントの経営陣が韓国事業への依存が強い経営を進めていることを問題視し、昨夏以降、デサント株の買い増しを徐々に進めてきた。

読売新聞

 

 

一言コメント
韓国依存度が高いのは確かに気になる。

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