農林水産省が、2019年度のバター輸入枠を18年度比で約50%増やして2万トン程度にする方針を固めたことが30日、分かった。原料となる生乳の生産量が減少しているほか、バターの需要も増加傾向であることが要因とみられる。同日午後に発表する。
輸入枠は毎年1月に決め、その後も定期的に専門家を集めた会議を開催し、輸入枠を増やすか検証する仕組みになっている。
18年度は1万3千トンに設定したが、昨年9月に発生した北海道地震で生乳の生産に影響が出た。バターは原料となる生乳不足に伴ってスーパーなどで欠品が相次ぐ状況となり問題となった。
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