パリ厳戒、300人超拘束
- 国際
- 2018年12月9日
【パリ共同】フランスで燃料税引き上げへの反発などを発端に始まったマクロン政権に抗議する黄色いベスト運動のデモが8日、国内各地で行われた。警察は前週を上回る暴力行為を懸念して全国に計8万9千人の警官や憲兵を配置する厳戒態勢を敷き、パリでは石など危険物を持っていたなどとして300人以上を拘束した。全国一斉のデモは4週連続。
マクロン政権は5日、事態沈静化を図るため来年の燃料税引き上げを見送ると譲歩。しかし運動側は政権が実施した富裕税軽減などを批判し、庶民の家計改善策を取るよう求めデモを継続した。
パリの多くの美術館や観光名所は閉館となり、デパートは臨時休業。
一言コメント
収束の気配がない。
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