2019年度予算案が当初段階として初めて100兆円を突破する見通しとなったことが3日、分かった。
19年10月の消費税率引き上げに備えた景気対策の規模や高齢化に伴う社会保障費が膨らみ、歳出全体を押し上げる。政府・与党は今月下旬の予算案決定に向けて調整を本格化させる。
政府は消費税増税に合わせ、主に食料品を対象とする軽減税率や、中小小売店でのキャッシュレス決済時のポイント還元などの対策を実施。税収が増える分の一部は幼児教育無償化など子育て支援にも充てる。さらに、高齢者の増加を受けて医療・介護費を中心に社会保障費が前年度から5000億円程度膨らむ見通しだ。

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