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取り調べた相手から接待 事件終結後に 30代検事を停職10カ月懲戒処分 千葉地検

千葉地検は17日、取り調べを担当した相手から事件終結後、およそ3年間にわたり飲食接待を受けていたなどとして、30代の男性検事を停職10カ月の懲戒処分にしたと明らかにした。検事は同日付で、辞職した。取り調べ相手が関係する事件は終結しており、地検は利害関係者には当たらないとしている。

地検によると、検事は事件の捜査を担当していた。2021年5月ごろ、取り調べを行った相手に、事件終結後、偶然再会。22年9月ごろから今年7月ごろまで、27回にわたり飲食代やタクシー代、ホテル代を受け取った。  

27回のうち、13回分の金額は特定され、計約109万円だった。店は東京都内の高級すし店や、日本料理店だったという。飲食1回当たりの金額は最低で4万円、最高で22万円だった。  

うち1回は別の検察官も同席していたが、今回処分を受けた検事が代金を支払ったと思っていたという。地検は同席した検察官を口頭注意とした。  

地検は今年7月中旬ごろ、今回の事案を把握し、調査を開始。検事は「倫理意識が乏しかった」と話しているという。  

地検は「事件処理の公正・適正に懸念を抱かせ、信用を失墜させる行為。深くおわび申し上げる」とコメントした。

千葉日報オンラインより転用

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