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カンボジアで行方不明の韓国人80人 誘拐・詐欺事件相次ぐ

韓国外務省は14日、偽の求人や詐欺組織が関与した事件の被害者とみられる自国民約80人が、カンボジアで行方不明になっているとAFPに明らかにした。

同省の担当者によると、今年1月から8月の間に、カンボジア入国後に行方不明になったり、意思に反して拘束された韓国人は計330人に上るという。8月時点で「約80人の安全がいまだ確認されていない」としている。

カンボジアで韓国人が誘拐や監禁の被害に遭った事例は2023年には約21件だったが、昨年は10倍の221件に急増し、今年8月時点ではさらに15倍に達したと国会の公聴会で報告された。 最近では、カンボジアで韓国人大学生が地元の犯罪組織に誘拐・拷問され死亡したと報じられ、韓国内に衝撃が広がっている。

韓国政府によると、多くの韓国人が「高給を約束する」虚偽の求人情報にだまされているという。 李在明(イ・ジェミョン)大統領は同日の閣議で、カンボジアで相次ぐ誘拐事件が「韓国人に深刻な被害をもたらしている」とし、「被害者の数は少なくなく、多くの国民がカンボジアで拘束されている家族や友人、隣人を案じている」と述べた。また「政府は国民の安全を確保するため、利用可能なすべての手段を直ちに講じなければならない」と強調した。

AFP=時事より転用

AFP=時事

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