「脳がバグるw」「横綱危うし」衝撃の光景に館内どよめきと笑い 元若乃花「普通の稽古でも大変なのに…」“横綱五人掛かり”に驚き
- スポーツ
- 2025年10月8日

<大相撲百周年場所>10月7日◇東京・両国国技館
【映像】“横綱五人掛かり”「実際の様子」
7日、両国国技館で「大相撲百周年場所 〜古式大相撲と現代大相撲〜」が開催され、横綱・豊昇龍(立浪)に対して、土俵上に5人の人気力士が登場。拍手喝采が一転、驚きの展開と衝撃の光景に館内がどよめき、笑いが起こる一幕があった。
“横綱五人掛かり”での一コマ。これは江戸時代、第四代横綱・谷風梶之助が披露したとされるもの。
東方土俵下に豊昇龍、対する西方の土俵下には豪ノ山(武隈)、平戸海(境川)、宇良(木瀬)、狼雅(二子山)、明生(立浪)の人気力士がずらり。本場所では見ることのできない不思議な光景を受け、入場時には拍手喝采だった館内は、その後の展開を見守るように、しばし静まり返った。
呼出による力士の紹介を終えると、拍手が響く。と次の瞬間、西方の五人衆がフォーメーションのように隊列を組んで仕切り動作を始めると、館内がどよめき、その不思議な光景に笑いも起こった。
まず、豊昇龍に対したのは明生。立ち合い素早く上手をとった豊昇龍は明生を上手投げで転がすと、続く狼雅を左からの上手投げ、さらに宇良を左からの豪快な上手投げで転がして宇良は派手に一回転。平戸海にはがっぷり四つの体勢から土俵際に押し込まれたが、豊昇龍は華麗なうっちゃり。最後、5人目は豪ノ山。胸を合わせ、圧力をかけて前に出た豪ノ山だったが、右を差した豊昇龍は俵に足をかけると、豪ノ山の巨体を組み止めて一気に反対側まで一直線に寄り切って5連勝。横綱の見事な取組に館内がどっと沸いた。
ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「自身は経験がない」としたうえで「普通の稽古でも大変なのにあんなにいっぺんに来られるのは本当に豊昇龍、大変だと思うんですけど、よく頑張りましたよね」と笑顔を浮かべた。
すると続いて相撲実況の大ベテランである刈屋富士雄アナは「昔はかなり本気でやったらしい。真剣にやって五人掛かりで(横綱が)負けたという話も」と過去のエピソードを披露。その話に元前頭筆頭・栃栄の三保ヶ関親方は「へぇ、すごいですね」と驚いたように応じると「元々稽古も飛び付きという稽古があって、勝ったら次の力士が五人掛かりのように飛び出てくるという稽古を行っていたらしいので。最強の横綱が幕内力士相手にどう戦うかだとは思う」と話した。
普段は見ることのできない圧巻の光景に「脳がバグるw」「なんだこれw」「さすがに横綱危うし」などファンは騒然。さらには「おもしろい!」「画がおもろすぎ」「レアすぎる」「これは貴重」「盛り上がった」など興奮の反応も。一方では「さすが横綱」といった意見も聞かれた。
ABEMA TIMESより転用
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