健康保険組合連合会(健保連)は25日、大企業の社員や家族らが加入する1378組合の2024年度の決算見込みを発表した。平均保険料率は月収の9・31%で、前年度から0・04ポイント上がり、過去最高となった。1人あたりの年間保険料も過去最高の54万146円だった。
組合全体の決算見込みは145億円の黒字で、賃上げによる保険料収入の増加などで2年ぶりに黒字となったが、組合の半数近い660組合は赤字だった。健保連は、「現役世代の負担が急激に増大していくと見込まれる」とし、医療費の窓口負担を3割とする70歳以上の対象者拡大などを提言した。
読売新聞オンラインより転用
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