「早く処理しなければ」捜査報告書をシュレッダーで破棄 警察官、公文書毀棄疑い
捜査報告書をシュレッダーで破棄したとして、滋賀県警は公文書毀棄(きき)の疑いで、警察署に勤務する40代の警部補を書類送検し、所属長注意の処分とした。いずれも6月11日付。県警は「捜査に影響はなかった」と説明している。
県警監察官室によると、警部補は今年2月、作成した事件の捜査報告書に添付された写真の注釈が不適当との指摘を上司から受けた。元の報告書を残したまま訂正すべきところ、独断で破棄し、新たに作り直した。副署長が決裁する際に気付き、発覚したという。
警部補は「他にも事件を抱えており、早く処理しなければと思って適正な判断ができていなかった」と話しているという。大津地検は6月18日付で警部補を不起訴処分としたが、理由は明らかにしていない。 県警監察官室の木林誠室長は「公文書作成の基本を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
京都新聞より転用
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