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【フィギュア】浅田真央さんコーチ業本格始動を発表「新たな1歩を」木下MAOアカデミー設立

 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪(オリンピック)銀メダルの浅田真央さん(34)が、コーチ業を本格始動する。

12日、木下グループと共同で「木下MAOアカデミー」を設立すると発表。都内で発表会に臨んだ。  

拠点は東京となり、8月1日開校の同アカデミーのディレクターに就任する。全身白のパンツスーツで登壇した浅田さんは「私は指導者として、新たな1歩を踏み出します。スケーター1人1人と向き合い、丁寧に指導していきたいと思います」と所信表明した。  

アカデミーは25年4月1日時点で5~9歳を対象とし、定員は男女不問で10人程度。6月12~30日にホームページで応募、選考が行われる。

同アカデミーでは3つの柱を掲げている。  

〈1〉浅田真央さんによる直接指導  

〈2〉氷上練習、バレエ、ダンス、新体操、陸上トレーニングを融合した独自育成プログラム  

〈3〉選手のレベルに応じた奨学金制度

 元世界女王の浅田さんは五輪2大会に出場し、17年4月に競技から引退。プロスケーターとして活動し「浅田真央サンクスツアー」や「BEYOND」などで全国を回った。24年11月には東京・立川市に「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」がオープン。さまざまな活動を通して、フィギュアスケートの普及や発展に寄与してきた。  

プロスケーターとしての今後の活動について浅田さんは「今後は今のところ、MAOアカデミーとMAOクラブに全力集中する形で進んでいきたいと思います」と説明。追加質問に「ハーフ、ハーフです。久しぶりに言いたかったので(笑い)」と笑顔で会場の笑いを誘った。  

「ハーフ、ハーフ」は14年ソチ五輪から帰国した直後の日本外国特派員協会での会見で、進退の確率を問われ、「今のところハーフ、ハーフぐらいです」とほほ笑み交じりに答えたもの。この発言は14年スポーツ界で頻繁に使われ、野球界、陸上界などで「ハーフ、ハーフ」がブームになった。  

「MAO RINK」を拠点に新たなスタートを切る浅田さんへ、木下グループの木下直哉社長(59)からは「次の次の次(34年)ぐらいのオリンピックに出られる選手を育てていただけたらと思っています」とエールが送られた。  

◆浅田真央(あさだ・まお)1990年(平2)9月25日、名古屋市生まれ。小学5年で全種類の3回転、6年で3回転半が跳べるようになる。15歳だった05年グランプリ(GP)ファイナルで初出場優勝。06年トリノ五輪には年齢制限で出場できなかったが、10年バンクーバー五輪で銀メダル。14年ソチ五輪は6位。世界選手権は08、10、14年に優勝。全日本選手権は6度優勝。1年間の休養を経て15年5月に現役続行を表明。17年4月に現役引退を発表し、プロスケーターに転向した。

日刊スポーツより転用

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