白鵬が弟子9人の引退理由告白「大島部屋を希望したが同じモンゴル出身はダメだと」
- スポーツ
- 2025年6月10日
日本相撲協会を退職した元横綱白鵬(40)が9日、都内で会見を開いた。
宮城野親方として活動していた昨年2月、弟子の暴力行為に対する監督責任で2階級降格と報酬減額の懲戒処分を受けた。師匠を務めていた宮城野部屋は同年4月から閉鎖され、力士らとともに伊勢ヶ浜部屋へ転籍。しかし、1年あまりが経過しても閉鎖措置は解除されず、退職を決断。9日付で退職した。
この日の会見で白鵬は、慰留されながらも退職を選んだ理由について「(部屋閉鎖から)4月1日でまる1年たった。(部屋再興が)いつというメドがなく、延ばすということが今回の退職の理由になったことが大きいのかなと思う」と説明。
「(部屋の閉鎖当初は)弟子たちは大島部屋に、元旭天鵬さんのところに行きたいという思いがあったが、それは『同じモンゴル出身だからダメだ』という声があった。また、大島部屋でなければほかの部屋は行きたくないという弟子がいて、その中で9人が引退した原因でもある。そして、一門の元安美錦さんの安治川部屋は『新米親方はダメだ』と。そこで一門の前伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)のところに預かりという形になった」と付け加えた。
また「後輩であり、同僚の照ノ富士が伊勢ヶ浜親方(師匠)になる。去年の話(モンゴル出身や新米の親方に預けられないとする話)と今年の話でずれがある」と口にした一方で「報道で書かれていたような『照ノ富士の下が嫌だ』は、まったくありません」と取りざたされた元横綱照ノ富士との確執は否定した。
東スポWEBより転用
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