オアシス、16年ぶり来日公演 ノエルとリアムのギャラガー兄弟が仲良しに…胸熱シーン続出
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- 2025年10月27日

昨年8月に再結成し、7月4日に開幕したワールドツアー「oasis live ’25」で世界中を熱狂の渦に巻きこんでいる英国出身の超大物ロックバンド「オアシス」が25、26日に東京ドームで日本公演を開催した。2009年のフジロックフェスティバルでヘッドライナーを務めて以来16年ぶり12度目となった日本公演では約2時間、全23曲にわたってスケールの大きなパフォーマンスを見せつけた。
英国、アイルランド、カナダ、米国、メキシコ、韓国を経て、東京ドーム初日は30公演目。オアシス世代である中年からリアルタイムでは知らない若者まで幅広い世代が、アディダスとのコラボ商品などオアシスのアパレルに身を包んで雨の水道橋に集結した。
冒頭、ノエルとリアムのギャラガー兄弟がつないだ手を高く掲げてステージに現れハグすると、帰還を待ちわびた超満員の5万人は早くも総立ちで大歓声。リアムは「ここにはオアシスのヴァイブがある。TOKYOのヴァイブだ!」と高らかに宣言し、ファンも2人の確執が解散の原因になった兄弟の和解を目の当たりにして歓喜した。
ライブは「帰ってこられて良かった」と歌う「ハロー」を皮切りに「スーパーソニック」、「ホワットエヴァー」、「リヴ・フォーエヴァー」などの名曲が次々に投入され、肩を組んでシンガロングする若者グループが続出するなど、何度もファンの大合唱がドームに響き渡った。リアムのボーカルも、厚みのあるバンドの演奏もすこぶる充実したもので、ビートルズの「オクトパス・ガーデン」が楽曲中に差し挟まれる一幕もあった。
中盤、いったん引っ込むリアムがノエルとグータッチを交わすなど、胸熱な場面も見られた。本編ラストの「ロックンロール・スター」に続き、アンコールの「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」では会場のみならず、入れなかった多くのファンも場外で音漏れに合わせて大合唱。最後は「シャンペン・スーパーノヴァ」で締めくくり、リアムがノエルを抱擁して尻をたたくと、ノエルも笑顔を見せた。
完全復活したオアシスは今後、オーストラリアで5公演を行った後で南米に飛び、アルゼンチン、チリ、ブラジル公演を開催。全41公演に及ぶツアーは、11月23日のサンパウロまで続く。
デイリースポーツより転用



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