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高市首相、就任記者会見で安保3文書の改定表明 全閣僚に「責任ある積極財政」を指示

自民党の高市早苗総裁(64)は21日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第104代首相に選出され、自民と日本維新の会の連立政権を発足させた。女性首相は憲政史上初。新内閣では、片山さつき氏(66)を女性初の財務相に起用した。小野田紀美氏(42)を経済安全保障担当相に充て、新設の外国人政策担当相も兼務させた。内閣の要の官房長官には側近の木原稔氏(56)が就いた。

■初閣議で経済対策の策定指示 首相は21日深夜の初閣議で経済対策の策定を指示。これに先立つ就任記者会見で「物価高対策をしっかりと講じる」と強調し、ガソリン税の暫定税率廃止法案の成立や「年収の壁」の引き上げに意欲を示した。 さらなる防衛力強化のため、国家安全保障戦略など安保3文書の改定作業に着手するよう指示すると語った。早期の衆院解散・総選挙は「経済対策最優先で取り組む。いますぐ解散と言っている暇はない」と否定した。 首相は全閣僚への指示書で「責任ある積極財政」の考え方で戦略的な財政出動を行うと明記した。法相には不法滞在対策の強化と出入国の管理徹底を求めた。

■初入閣10人、女性閣僚は2人 組閣では10人が初入閣し、女性の閣僚起用は2人だった。総裁選を争った議員は、小泉進次郎氏(44)を防衛相、林芳正氏(64)を総務相、茂木敏充氏(70)を外相に登用した。 石破茂前首相の最側近で、日米関税交渉を担当した赤沢亮正氏(64)は経済産業相に横滑りした。公明党の連立政権離脱を受け16年ぶりに自民議員が務める国土交通相には金子恭之氏(64)を起用。閣外協力とした維新から、連携役として遠藤敬国対委員長(57)を首相補佐官に迎えた。 首相指名選挙は、衆院では無所属議員6人が高市氏に投票したため、1回目の投票で過半数に達した。参院では過半数に届かず、立憲民主党の野田佳彦代表との決選投票で勝利した。

産経新聞より転用

産経新聞

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