ペアの「りくりゅう」は今季GPシリーズ初戦で優勝 2位に20点差以上つける圧勝で五輪シーズンに勢い【フィギュア】
- スポーツ
- 2025年10月20日

◇18日 フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第1戦・フランス大会(アンジェ)
大会第2日の最終競技としてペアフリーが行われ、昨季の世界選手権と四大陸選手権を制した三浦璃来(23)、木原龍一(33)組=木下グループ=が合計219・15点で優勝した。ショートプログラム(SP)1位で臨んだフリーも1位の139・71点をマークした。
最終8番滑走で登場した「りくりゅう」ペアは今季のフリー曲「グラディエーター」のメロディーに乗って、冒頭でトリプルツイストリフトを決めてGOE(出来栄え点)で1・79点の加点を獲得。続く3回転トーループからのサイド・バイ・サイドの3連続ジャンプはミスが出て、1・80点の減点を受けた。
しかし、今大会に向けて重点的に練習してきたというスロージャンプは前半に組み込んだ3回転フリップ、基礎点が1・1倍となる後半に挑んだ3回転ループはともに三浦がきれいに着氷して、GOEの加点をつけた。さらに、3本のリフト、ペアコンビネーションスピン、デススパイラルといったジャンプ以外の構成要素は最高評価のレベル4とした。
ミラノ・コルティナ冬季五輪シーズンとなる今季GPシリーズ初戦を勝利で飾った2人は満足げな表情。キス・アンド・クライでの優勝インタビューで三浦は「今日ここで優勝することができてうれしいです」と喜びを語った。しかし、フリーはミスがあったことから「そこにフォーカスして練習していきたい」と先を見据え、日本開催となる12月のGPファイナル(名古屋・IGアリーナ)に向け「出られるように頑張ります」と意気込んだ。
2位は合計197・66点のディアナ・ステラート・デュデク、マキシム・デシャン組(カナダ)、3位は合計192・76点のマリア・バブロワ、アレクセイ・スヴィアチェンコ組(ハンガリー)。三浦、木原組は今季GPシリーズの次戦として第5戦・スケートアメリカ(レークプラシッド)にエントリーしている。
中日スポーツより転用



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