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「信用情報」不正照会し未契約カード会社把握か、「漏えい個人情報」でクレカ作成・使用容疑の中国人4人逮捕

 他人の個人情報で作ったクレジットカードで現金を引き出したなどとして、警視庁は16日、東京都大田区、無職の男(36)(窃盗罪などで起訴)ら中国籍の男女4人を私電磁的記録不正作出・同供用などの容疑で逮捕したと発表した。

4人のグループは、漏えいした個人情報で、本人になりすまして信用情報機関「日本信用情報機構(JICC)」に照会。契約していないカード会社を把握した上、発行前の審査で本人に連絡しない会社を狙ってカードを作っていたという。

 発表によると、4人は共謀して2~3月、新潟、山口両県に住む男性2人の氏名や口座番号などの個人情報でカード2枚を作成し、計100万円を引き出したほか「iPhone(アイフォーン)」計10台(時価約200万円)を購入するなどした疑い。逮捕は14日。

 同庁は、4人が中国のSNSで指示を受けて2~4月、他人名義のカード39枚を不正に入手し、計約1500万円分の商品を購入したほか、計600万円を引き出したとみている。

 事件を受け、JICCはオンラインで信用情報を開示する際の本人確認について、マイナンバーカードのICチップ情報を端末で読み取り、暗証番号を入力する方法のみに改めた。JICCは取材に、「再発防止に努める」とコメントした。

読売新聞オンラインより転用

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