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マラソン日本記録の鈴木健吾選手、プロランナーに 富士通を退社

 愛媛県宇和島市出身の日本のトップランナーが新たな挑戦を始める。マラソンの日本記録保持者の鈴木健吾選手(30)が8日、8年間所属した富士通を退社し、プロランナーとして活動する。大手食品メーカーの支援を受け、マラソンで2028年のロサンゼルスオリンピック出場を目指す。

鈴木選手は、同県立宇和島東高の3年時に全国高校駅伝に出場。神奈川大3年の時に第93回箱根駅伝で2区区間賞を獲得し、将来、マラソンに挑戦することを心に決めた。18年に富士通に入社。21年1月の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)でチームの12年ぶりの優勝に貢献し、21年2月のびわ湖毎日マラソンで2時間4分56秒の日本記録を樹立した。近年は故障の影響もあり、かつてのような輝きを失っていた。

実業団に所属する限り、重視される駅伝と個人種目のマラソンの両立が求められるのが一般的だ。しかし、鈴木選手は「僕は器用ではない」と語る。福嶋正・総監督兼マラソン担当からは、神奈川大で練習することやマラソン一本で取り組むことを提案されたというが、「富士通に所属しているのにそれはちょっと違うな」と感じ退社を決意したという。

これまでのスポンサーのナイキ社に加え、新たに神奈川大時代からつながりのあった東京都の大手食品メーカーの支援を受け、横浜市を拠点に活動する。

毎日新聞より転用

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