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世界陸上 男子マラソンは異例ずくし スタートやり直し、棄権が続出、優勝は写真判定

陸上・世界選手権第3日(15日、東京・国立競技場ほか)男子マラソンはスタートのやり直しで始まり、同タイムの写真判定で優勝が決まる異例の展開となり、日本勢は近藤亮太(25)=三菱重工=が2時間10分53秒で11位に入ったのが最高だった。アルフォンスフェリックス・シンブ(33)=タンザニア=が2時間9分48秒で制した。

異例の42・195キロだった。スタートでケニア選手がフライングする珍事が発生。先頭が100メートルほど走った時点で「ストップ!! ストップ!!」とアナウンスが響き、やり直しとなった。

午前7時半のスタート時点で気温26度、湿度68%。高温多湿に実力者が次々と脱落した。強豪のエチオピア勢は2時間2分38秒の自己記録を持つデレサ・ゲレタを含む全3選手が途中棄権。スタートラインに立った88人中、4分の1の22人がゴールできなかった。

さらに、マラソンでは極めて珍しい同タイムの着差ありで優勝が決まった。先頭のアマナル・ペトロス(ドイツ)をシンブがラスト30メートルで猛追し、並んでゴール。普段は100メートルなどで用いられる写真判定が行われ、差はわずか0秒03だった。

タンザニアに同種目初の金メダルをもたらしたシンブは「最初は勝ったか分からなかった。歴史をつくることができてうれしい」と笑顔。2位のペトロスは「最後はドラマチックだったね」と晴れやかな表情だった。

サンケイスポーツより転用

サンケイスポーツ

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