データミックスは企業間取引・企業経営に必須なビジネスニュース、政治・社会ニュースを配信しています

ピコ太郎、1年間で80.8曲リリースへ「最後のチャレンジな感じがする」 「PPAP」10周年記念プロジェクト始動

歌手のピコ太郎が、25日より1年間に渡る新たな音楽プロジェクト「Tottemo Release 80.8」(トッテモ・リリース・ハチジュッテンハチ)を始動することを発表し、取材に応じた。2016年8月25日に代表作「PPAP」が誕生し、来年の8月25日で10周年を迎えることを記念したプロジェクトで、1年間で80.8曲(80曲と謎の0.8曲)を配信リリースする予定だ。

お笑いタレント・古坂大魔王がプロデュースし、「ペンパイナッポーアッポーペン」で世界を沸かせたピコ太郎は”そっち系かわいい“をテーマにした新衣装で取材の場に現れ、10周年を迎えるまでの期間について「すごい長かった感覚と、ものすごい短かった感覚がある」と振り返った。  

SNSでのはやりが速いスピードで移り変わっていく今の時代について触れ、「そういう意味では私のこの短い曲、45秒をどんだけこすったか。10年たって言えることは、まずラッキーが2016年にあって、その後スタッフさんなど僕以外のたくさんの方の努力によって成り立ってきた10年だったと思います」と周囲への感謝を語った。  

「PPAP」で使用したリズムマシン「TR‐808」にちなみ、80.8曲という膨大な量を1年間でリリースする今回の挑戦を「10周年のアウトプットとインプットの総決算」と位置づける。「『PPAP』の45秒で10年お仕事させていただいて、まあまあなお金をいただいた。あまりにもコスパがいい。なので、今回はその逆をやってみたくなって、81曲弱出します」  曲作りについては3、4年続けているそうですでに「8割はできている」というが、さらにそこに映像も付ける予定のため、「たぶん途中で途切れると思う」と弱音も。「正直今の時点でゴールは見えてないですが、倒れないように頑張ります。私は62歳で古坂さんは52歳なんできついんですよね。朝起きると『死体かな?』って思うときもあるんですよ。古坂さんは育児中ですし、お盆の今が一番きついって言ってました。でも15周年のときにはもう体が動かないと思うので今しかないですね」  

近年、AIを相方として創作活動を行っている古坂氏。今回のプロジェクトでもAIを駆使したMVの製作を予定しており、ピコ太郎も「僕はAIのことは『愛』と呼んでいる。AIにも愛がないと」と話したが、一方で、謎の「0.8曲」意味については「何を1とするか。(チャット)GPTさんに聞いても返ってこないことをやりたかった」という。「AIを使って、AIに書いてないことをやってみるっていうのも大事かなと思いました。今、僕らはAIにおもちゃにされているんで、そろそろAIを使い倒して遊んで、おもちゃにしてもいいんじゃないかなと」  

25日にはまず「Shin‐Pen‐Pineapple‐Apple‐Pen」「マスマティックス(Japanese ver.)」「Mathematics(English ver.)」「かいたいものがかえない」「I can’t buy what I want to buy」の5曲をリリースする。  

これからの目標について聞かれると、「何か目標を持って『PPAP』を作ったと思いますか?りんごにペンを刺しただけですからね。それをこれだけいっぱいの人に見てもらえた。想像もしていないことだったので、もう想像するのは辞めました。僕がどこに向かうか、皆さんが見届けてください。どこにも行かないかもしれないです。わからないですが、それでも今回が最後のチャレンジな感じがするんで」と答えたピコ太郎。その挑戦から目が離せない。

スポーツ報知より転用

スポーツ報知

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。