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富山県警巡査部長、詐欺疑い 保険金水増し請求、書類送検

富山県警は21日、接骨院の通院日数を水増しして保険金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、県警本部の40代男性巡査部長を富山地検に書類送致したと発表した。県警は同日付で停職6カ月の懲戒処分とし、巡査部長は依願退職した。捜査関係者によると、地検は共犯とみられる富山市の接骨院長の男を同様の別の事件で起訴しており、余罪を調べている。

 県警によると、巡査部長は接骨院長と共謀し、2020年2月から24年3月ごろまでの間、7回(計57日間)にわたり、通院日数を水増しした内容虚偽の書類を警察共済組合県支部に提出して保険金の支払いを請求。支部職員をだまし、5万3095円を院長の口座に振り込ませたとされる。

 巡査部長は、院長と旧知の仲で、金銭などは受け取っておらず「捜査協力してもらっていたので安易に協力してしまった」と話している。県警は7月11日に書類送致し、地検は同31日に不起訴処分とした。

 捜査関係者によると、院長だった男は8月15日に別の詐欺罪で起訴されている。ほかの客とも共謀して同様の手口で保険金をだまし取った疑いがあり、県警が捜査している。

 渡部高史首席監察官は「警察官がこのような事案を起こし、誠に遺憾であり、県民の皆さまに深くおわびする」とコメントした。

北國新聞社より転用

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