国税局職員、酒気帯び運転疑いで書類送検 パトカーから逃走中、信号機に衝突事故

5月に京都市南区で飲酒運転をしたとして、京都府警が道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、大阪国税局の20代男性職員=南区=を書類送検していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。5月29日付。捜査関係者によると、職員は乗用車を運転中、パトカーに停止を求められたが応じず、逃走中に信号機に衝突する事故を起こした。この際の呼気検査で飲酒運転が発覚したという。
書類送検容疑は5月5日午前1時25分ごろ、南区で乗用車を酒気帯び状態で運転した疑い。職員は当時、右京税務署で勤務していたという。
捜査関係者の説明では、同日午前1時ごろ、府警機動警ら課の警察官が南区の路上に駐車していた乗用車内にいた職員に職務質問した。酒のにおいがしたことから指導をしたが、「運転代行を呼んでいる」と話したためその場を離れた。
その後、この乗用車が走行しているのを同じ警察官が現認、停止を求めたが止まらなかった。警察官はパトカーで約400メートル追跡後、事故誘発の恐れがあると判断して追跡を中止。乗用車はここから約600メートル離れた南区上鳥羽勧進橋町の交差点で信号機に衝突する単独事故を起こした。職員の呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたため、府警が道交法違反容疑で捜査していたという。
京都新聞社の取材に対し、大阪国税局の国税広報広聴室は「税務職員としてあるまじき行為。事実関係を精査した上で厳正に対処する」とコメントした。
京都新聞より転用
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