「ちょっとならという甘えがあった」実弾入り拳銃など自分のトートバッグに入れ放置…保管庫に戻さず体力テストに参加 40代男性巡査部長を懲戒処分 鳥取県警
鳥取県警察本部は18日、実弾の入った拳銃や無線機などを不適切に扱ったとして、40代の男性巡査部長を戒告の懲戒処分にしました。 戒告の懲戒処分を受けたのは、県内警察署の地域課に所属する男性巡査部長(40代)です。
県警によりますと、この巡査部長は今年6月3日、警察署管内の体育施設で行われた体力テストに参加する際、携行していた実弾入りの拳銃と無線機、受令機、スマートフォン型のデータ端末を自身のトートバッグに入れ、午後3時半ごろから1時間ほど、体力テストが行われていた部屋に放置したということです。
警察では、携行している拳銃などは、勤務時間外や勤務中でもこうした体力テストなどの際は、警察署の保管庫に戻しておくルールになっていました。
6月5日、「拳銃などを保管庫に収めることなく体力テストに参加したのでは」と別の警察職員から申告があったことから発覚しました。 巡査部長は調べに対し「勤務中に体力テストに参加したため、署に行って保管庫に収める時間がもったいなかった」とし、「ちょっとならという甘えがあった。私の身勝手な考えと行動で迷惑をかけて申し訳ない」と反省の言葉を述べているということです。
県警の渡邊章首席監察官は「拳銃など厳正な取り扱いが求められる警察官が、このような非違事案を起こしたことは言語道断で誠に遺憾です。今回の事案の発生を重く受け止め、引き続き職員に対する指導、教養、業務管理を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
山陰放送より転用
コメントする