【速報】“内見”と称して空き部屋に上がり込み 特殊詐欺の詐取金送らせ受け取りか 打越スペクター“メンバー”ら逮捕 警視庁
ウソの電話をかけ高齢女性から現金600万円をだましとったとして、準暴力団「打越スペクター」OBグループのメンバーとみられる男ら2人が逮捕されました。男らは高齢女性にアパートの空き部屋に現金を送らせ、受け取っていたとみられています。
詐欺の疑いで逮捕されたのは準暴力団「打越スペクター」OBグループのメンバーとみられる島欣邦容疑者(35)と、会社員の宮川富宏容疑者(32)です。
詐欺の疑いで逮捕 島欣邦容疑者 (35) 日テレNEWS NNN© 日テレNEWS NNN
詐欺の疑いで逮捕 宮川富宏容疑者 (32) 日テレNEWS NNN© 日テレNEWS NNN
捜査関係者によりますと、島容疑者らは2024年2月、仲間と共謀して息子を装って「仮想通貨でもうかった分の税金を滞納し、国税庁に口座を凍結されてしまったので、未納分のお金を用意してくれないか」などとウソの電話をかけ、東京都に住む80代の女性に現金600万円を宅配便で送らせてだましとった疑いがもたれています。
2人は特殊詐欺グループのメンバーで、島容疑者がグループの統括役、宮川容疑者が受け子らへの指示役とみられています。
今回、グループが現金の送り先として使っていたのは、アパートの“空き部屋”でした。
■受け渡し場所は“空き部屋”
グループのメンバーは、アパートなどの空き部屋が賃貸情報サイトなどに掲載されているのを見つけると、不動産業者を装って管理会社などに連絡して、“内見”と称して空き部屋に上がり込んでいました。
そして、女性に現金が入った荷物をその部屋に宅配便で送らせると、空き部屋にもかかわらず、メンバーが住人を装って、現金が入った荷物を受け取っていたとみられています。
警視庁は、同様の手口による被害を約60件、被害額は約4億4000万円にのぼるとみて島容疑者らとの関連を調べています。
日テレNEWS NNNより転用

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