三菱UFJ信託銀、次世代航空燃料の製造事業に参画…脱炭素へ年間72万キロ・リットル製造
- 政治・経済
- 2025年5月13日
三菱UFJ信託銀行は12日、廃食油を原料とする次世代航空燃料「SAF」の製造プラントをマレーシアで建設する事業に参画すると発表した。バイオ燃料を手がける「ユーグレナ」(東京)などによる特別目的会社に最大3000万ドル(約40億円)を出資する。SAFの権益確保を支援し、国内の脱炭素化に貢献する狙いがある。
三菱UFJ信託銀行© 読売新聞
SAFは、原油由来の燃料と比べて二酸化炭素の排出を大幅に削減できる。政府も2030年時点で国内航空会社が使う燃料の1割にあたる170万キロ・リットルをSAFに置き換える目標を掲げているが、供給不足への懸念も大きい。
マレーシアのプラントは28年の完成を予定している。SAFなどのバイオ燃料を年間約72万5000キロ・リットル製造する見込みで、国内での需要をまかなう役割が期待される。三菱UFJ信託は、プラントに投資するファンドを組成することも検討している。
読売新聞 より転用

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