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「ルフィ」らの依頼で資金洗浄か…警視庁、5960万円だまし取った容疑で男女3人を再逮捕

特殊詐欺に関与したとして資金洗浄(マネーロンダリング)組織の幹部らが逮捕された事件で、警視庁などは12日、別の特殊詐欺に関与したとして、組織幹部で大阪府豊中市、職業不詳樋口拓也容疑者(37)ら男女3人を詐欺容疑で再逮捕した。フィリピンを拠点とした指示役「ルフィ」らの強盗グループから依頼を受け、資金洗浄を行っていたとみて実態解明を進めている。警視庁

警視庁© 読売新聞

 ほかに再逮捕されたのは、東京都目黒区、無職福井かおり(48)、品川区、職業不詳相田 栄幸(ひでゆき) (33)の両容疑者。

 捜査関係者によると、3人は仲間と共謀して2023年3月下旬~5月下旬、警視庁の警察官や通信事業者らを装い、栃木県の70歳代男性に「有料動画サイトの利用料を支払う必要がある」などとうその電話をかけ、90回以上にわたって現金計約5960万円をだまし取った疑い。

 詐取金は暗号資産に交換された後、海外の取引所などに開設された複数の暗号資産の口座を経由して、福井容疑者が現金化。その後、相田容疑者が現金を受け取り、樋口容疑者が当時住んでいた都内の自宅に持ち込んでいたという。

 3人は先月21~22日、千葉県の60歳代男性から同様の手口で約120万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕されていた。

 樋口容疑者は資金洗浄組織の資金管理役とみられ、捜査の過程で、「ルフィ」グループによる一連の強盗事件の被害金の一部約1000万円が、樋口容疑者宅に運び込まれていた疑いも判明した。警視庁などはこの被害金も資金洗浄し、当時フィリピンにいたグループの指示役らに還流していたとみて調べている。

読売新聞より転用

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