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パリ五輪金メダルの角田夏実、ファインダー越しに刻まれたアスリート魂!

 最後まで諦めない姿に感動した。2024年パリ五輪48キロ級金メダルの女子柔道・角田夏実(32)=SBC湘南美容クリニック=だ。

 20日に横浜武道館で行われた全日本女子柔道選手権の体重無差別3回戦で判定負けを喫したものの、制限時間のブザーが鳴るまで対戦相手の腕を取り、宙づりになりながら攻めの姿勢を見せ、勝利への執念を感じさせた。

 昨夏のパリ五輪で金メダルを獲得し、注目度は高まり、負けられないという重圧はあっただろう。1回戦は体重差が37キロある鋳山真菜実(生光学園高)。大きなハンデがあり、押さえ込まれたら初戦敗退もあるかもしれないとファインダー越しに思ったが、スピードの違いを見せつけて、判定勝ち。

 2回戦は得意のともえ投げで有効を奪い、優勢勝ちを収めたが、3回戦で寺田宇多菜(JR東日本)に判定負け。8強入りならず。得意のともえ投げがことごとく決まらず、スタンドの「よいしょ、よいしょ!」という応援の声だけが、場内に響き渡った。

 偉大な業績を達成したアスリートには、大きな期待がかけられ、重圧がのしかかる。目標にされ、マークされ、研究され、対戦相手はチャレンジ精神で全力で倒しにくる。そんな中で勝ち続けるのは至難の業だろう。体重無差別という難しい戦いの中で、最後まで攻め続ける姿が、私のまぶたの奥に刻まれた。(デイリースポーツ・開出牧)

デイリースポーツより転用

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