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ブリンケン前国務長官、米中関税応酬「壮大なチキンゲーム」…日本・ドイツからの「信頼が揺らいでいる」

 【ワシントン=淵上隆悠】米国のバイデン前政権で国務長官を務めたアントニー・ブリンケン氏は、9日放送の米CNBCのインタビューで、トランプ政権の関税政策について、「協力して問題に対処すべき国々を遠ざけるだけではなく、中国に近づけている」と懸念を示した。

 ブリンケン氏は、同盟国や友好国も対象にしたトランプ政権の「相互関税」を、「まるで米国対世界だ」と指摘。中国と追加関税の応酬になっていることについては、「壮大なチキンゲームだ。 習近平(シージンピン) (中国国家主席)も引いたり、引いたと見られたりすることは許容できないだろう」と述べ、米中双方が譲歩して悪循環から抜け出す必要があると強調した。

 CNBCによると、1月の退任後、ブリンケン氏がメディアのインタビューに答えるのは初めて。ブリンケン氏は、4年間の任期で最も近かったパートナーは日本とドイツだとした上で、「取り返しのつかないことが起きている。協力関係の基盤である(両国からの)信頼が揺らいでいる」と危機感をあらわにした。

読売新聞より転用

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