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米アーティザン、セブンのCEO人事に反対 買収案の再考要請

米ファンド、アーティザン・パートナーズは9日、出資するセブン&アイ・ホールディングスが決定した最高経営責任者(CEO)人事に反対し、カナダ社からの買収提案を再考するよう求めた。

セブンは6日、グループのトップを務める井阪隆一社長が退任し、後任に社外取締役で取締役会議長のスティーブン・ヘイズ・デイカス氏が就任する人事を発表した。

アーティザンは取締役会に宛てた書簡で、デイカス氏の人事に反対。株主価値の最大化に向け、カナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールから受けている買収提案を改めて検討するようセブンに求めた。

クシュタールは現時点でロイターのコメント要請に応じていない。セブンからのコメントも得られていない。

セブンはクシュタールの1株当たり18.19ドルでの買収提案を拒否する計画だと報じられている。 アーティザンは年次株主総会で、デイカス氏の人事に反対するとしている。

また、伊藤順朗副社長が先月、MBO(経営陣が参画する自社買収)の資金を確保できなかったとして、同氏に対しても反対票を投じるとした。

アーティザンなどセブンの海外投資家は、中核のコンビニエンスストア事業に集中するよう求めている。

ロイターより転用

ロイター

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