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被害相談で訪れた女性にしつこく接触、巡査部長を処分 同級生と気付き携帯調べて連絡

事件の被害相談に訪れた同級生の女性の個人情報を調べて電話をかけたとして、兵庫県警は21日までに、神戸市内の警察署で刑事部門に勤務していた30代の男性巡査部長を警務部長訓戒処分とした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 県警によると、巡査部長は昨年11月中旬、被害相談で署に来た女性が高校の同級生だと気付いた。それを知った上司が「接触をしないように」と指示したにもかかわらず、事情聴取の部屋まで案内。女性が帰宅すると、捜査資料から女性の携帯番号を調べ、LINEのアカウントを検索して電話をかけたという。

 6日後、女性が再聴取で署を訪れた際も、巡査部長が出迎え、近況などを尋ねた。女性は県民広報課に「公私混同の非常識な行動だ」と苦情を申し立て、その後の調査で警察情報の不適切な取り扱いなどが発覚したとされる。

 県警の聞き取りに、巡査部長は「女性と事情を聴く警察官のパイプ役になりたかった。下心はなかったけど、第三者から見たらそう思われることはよく分かる」などと話したという。

神戸新聞NEXT/神戸新聞社より転用

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