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ディープシーク、規制対象AI半導体を使用か 米が調査=関係筋

[30日 ロイター] – 米商務省は中国の人工知能(AI)新興企業ディープシークが対中輸出規制対象の米半導体を使用していたかどうかを調査している。関係者が明らかにした。

ディープシークは先週、米企業のモデルよりはるかに低コストで、より少ないデータを使用するとされる無料のAIモデルを発表した。これを受けてAI分野における米国の優位性に疑念が生じ、米ハイテク株が27日の取引で急落した。

米エヌビディアのAI半導体に対する現在の輸出規制は、中国が同社の最先端半導体を入手するのを阻止することを目的としている。

関係者によると、マレーシア、シンガポール、アラブ首長国連邦(UAE)などから中国への組織的なAI半導体密輸が追跡されている。

商務省とディープシークはコメント要請に応じていない。

エヌビディアの広報は、同社の多くの顧客がシンガポールに事業体を持ち、米国や西側向けの製品にそうした事業体を利用していると指摘。「当社のパートナーは全ての関連法を順守している」と強調し、「異なる情報を得た場合は、それに応じて行動する」と述べた。

ディープシークはエヌビディアの「H800」を使用したと述べている。同社は2023年にH800を合法的に購入することができた。同社はエヌビディアが中国向けに設計した、より性能の低い「H20」も保有しているとみられる。トランプ政権はH20の販売に対する規制強化を検討している。

 Thomson Reutersより転用

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