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引退の藤田菜七子、JRA審判部はウソの証言を重視『相手のある通信していない』

11日付で引退した藤田菜七子騎手がスマートフォンの不適切利用で裁定委員会に付された件について同日、JRA審判部が経緯を説明した。

 昨年5月に若手6人が30日間の騎乗停止を受けた事件に際し、JRAは全騎手に聞き取り調査。この時藤田は6人以外の全騎手で唯一、「調整ルーム内でのSNS閲覧とレース動画の閲覧」を認めていた。当時は「ルーム内での通信」が禁止事項であって、ルーム内への端末持ち込み自体は禁止されていなかったことと、当時すでにスマホ持ち込み禁止だったスタンド内騎手ルームへの持ち込みはなかったことから、競馬施行規定上の処分対象とはせず、対外的には非公表の「厳重注意」とした。騎手ルーム内での端末利用の有無が、処分された6人とは判断を分けた。

 一方で、昨年の聴取に藤田は「相手のある通信はしていない」と証言し、調書に押印していた。今回判明した通信について、これが虚偽の証言だったことが判明。これを審判部は重く見て、裁定委員会に付したという。

 藤田は通信の相手方が厩舎関係者だと話していることについて松窪隆一審判部長は「現在は人定まで確認できている段階ではないが、厩舎関係者であれば、今後、相手方の調査もして、事実確認ができれば処分する可能性もあり得る」と話した。

中日スポーツより転用

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