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米エヌビディア株急落、時価総額が1日で40兆円減少…トヨタ自動車ほぼ1社分

【ニューヨーク=小林泰裕】3日のニューヨーク株式市場で、米半導体大手エヌビディアの株価が急落した。終値は前営業日の8月30日に比べて10%安となり、時価総額は約2800億ドル(約40兆円)減少した。

 欧米メディアによると、米国企業の時価総額の1日の下落幅として過去最大という。40兆円という額は、日本で最も大きいトヨタ自動車の時価総額とほぼ同規模だ。

 エヌビディアが8月28日に発表した5~7月期決算は、売上高、最終利益とも四半期として過去最高だった。しかし、業績見通しが一部投資家の期待に届かず、決算発表後、株価は3営業日で計14%下落した。3日の終値に基づく時価総額は約2・65兆ドル(約380兆円)で、米アップルと米マイクロソフトに次ぐ世界3位となっている。

 エヌビディアの生成AI(人工知能)向け半導体の世界シェア(占有率)は約8割に上る。圧倒的な市場支配力を持つため米競争当局による警戒も強まっており、米ブルームバーグ通信は3日、反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで、エヌビディアが米司法省から関連文書の提出命令を受けたと報じた。

読売新聞より転用

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