世界遺産の佐渡金山、「強制動員の歴史認めて」 訪日の韓国野党議員
- 政治・経済
- 2024年8月16日
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会が7月に「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)の世界文化遺産登録を決めたことを受け、韓国の野党の国会議員団が15日に訪日し、東京都内で記者会見した。登録に際して歴史的事実が十分に反映されていないと主張し、日本政府に「戦時中に朝鮮人の強制動員があったと認めるべきだ」などと訴えた。
会見したのは韓国の進歩(革新)系野党の共に民主党や祖国革新党などの国会議員5人。共に民主党の李在康(イジェガン)議員は「日本側が強制動員の歴史などを認めて謝罪することで真の日韓関係の未来が描ける」と述べた。
国会議員団は、16日に佐渡島を訪問する予定だという。登録をめぐっては日韓の水面下の交渉の末、朝鮮半島出身者を含む労働者が鉱山で厳しい労働環境に置かれたことを示す記録を地元の相川郷土博物館に展示することなどで合意している。(浪間新太)
朝日新聞社より転用

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