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スペイン首相、検討していた辞任案を撤回 「強くなることを決意」

スペインのサンチェス首相は29日、一時検討していた辞任案を撤回し、職務にとどまると発表した。ロイター通信などが伝えた。サンチェス氏は24日、妻に対する司法当局の捜査開始を受け、自身の進退について検討中と述べていた。

 サンチェス氏の妻、ベゴニャ・ゴメス氏は、首相夫人の立場を利用して公的機関から自身のビジネスに便宜を図ってもらったとして、利益誘導などの疑いで告発された。サンチェス氏は「妻は無実」と主張し、告発した極右系団体による政治的攻撃と訴えている。

 サンチェス氏は29日のテレビ演説で、「首相としてさらに強くなることを決意した」と述べた。

 スペインは不安定な政治情勢が続き、左右の対立が激化している。サンチェス氏が率いる穏健左派・社会労働党主体の現政権は、小政党の支持を得てかろうじて過半数を維持している。【ロンドン篠田航一】

毎日新聞 より転用

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