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Travis Japan全国ツアー“大コケ”不可避…故ジャニー喜多川氏の命「無期限の武者修行」がアダに

旧ジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)の7人組アイドルグループ・Travis Japan(通称・トラジャ)の全国ツアーがファンの間で“大コケ”と話題になっている。1月から開催中の8都市30公演ツアー「Road to Authenticity」のチケットが一般発売されたからだ。

旧ジャニーズ事務所のコンサートは基本的にファンクラブ会員内で完売するため、ファンクラブ会員加入必須。一般発売自体が異例中の異例なのだ。ファンクラブに入会しても、チケット購入は抽選で、家族を含め複数名義で申し込んだり、当選確率の上がりそうな地方公演にあえて申し込むなどしてファンはあの手この手でチケット入手に奔走している。ところが今回のトラジャは「当たりまくって、入金せずにキャンセルしていると仲間何人もから聞きました。ジャニオタの板(スレッド)でもそういう会話が飛び交っていて、買えないのが前提のジャニーズでこんな話は初めて。トラジャは去年も公演数増やしていたけど、残念ながら飽和状態。とはいえ、一般発売ですぐ完売するけれど、ジャニーズファン的にはアイドル落第レベルです」(ジャニーズファンのひとり)。

さらに「後輩のデビューしていないJrのコンサートはまったく当たらない、トラジャと交換して欲しいくらい」(元ジャニーズJrのファンクラブ会員)という声まで。

■“担降り”が続出

トラジャは世界で活躍するジャニーズアイドルを目標に、ダンススキルの高いメンバーを選抜。2022年3月に故・ジャニー喜多川氏の命で「無期限の武者修行」として渡米。現地のダンスコンテストで受賞、「アメリカズ・ゴット・タレント」でも爪痕を残し、同年10月にメジャーデビューを果たした。ところが、この武者修行期間内は、日本のテレビ出演はほぼゼロ。ファンは担当を降りる“担降り”が続出し、他のジャニーズグループへと移行してしまったのだという。

「メディア露出が少なかったためにメンバーの名前もキャラクターも印象が薄い。ファンにとって“無期限”という言葉が“担降り”を加速させたのは否めない。それを把握せずにどんぶり勘定で進めていた事務所のマーケティング不足もささやかれています」(芸能関係者)

元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏がこう言う。

「最大の問題は海外進出の失敗。今まではデビュー前から“ジャニーズ枠”でテレビ露出させて国民的アイドルに仕上げるのが定石でしたが、そういった恩恵も薄く、いざ日本に軸足を戻そうとしたところに性加害報道で、すべてタイミングが悪いというか、ジャニーズブランドの恩恵が薄い、ちょっと残念なグループになっています。フジテレビがジャニーズ関連4番組の終了を発表し、以前のような“殿様商売”が通用しなくなっている今、彼らの知名度挽回のチャンスも減っている。この状況が続けば、事務所を選びなおすという選択肢も考えられるのでは」

ちょっと先にデビューしていたSnow Man、なにわ男子には水をあけられ、後輩のジャニーズJrからも突き上げを食らい板挟み状態。しかも、Snow Manのラウール(20)は海外のファッションショーでも活躍中。ダンスもアイドルらしいキラキラからコンテンポラリーまで全てこなし、トラジャのウリだったダンスすらお株を奪われつつある。

ジャニー喜多川氏がなき今、トラジャに起死回生策はあるか。

日刊ゲンダイDIGITALより転用

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